「感謝こそ運命向上の秘訣」

感謝こそ運命向上の秘訣
 
合金工具の社長である古芝保治さんは3S活動を通して社運を向上させた一人です。
 
S活動とは
1.整理
2.整頓
3.清掃
 
の三つの活動をいい、この3Sを極めるときに、世界が変わり、すべてのものに感謝する心が生まれると言っています。
道具を愛すると不思議と道具から愛されるそうです。
 
さらに、古芝氏は、「道具は生きているし、その道具でつくった製品は大変長持ちします」といっています。
この感謝の心こそが、幸運をつかむ秘訣があるのでしょうね。
 
S活動による効果
 
これは、目的ではなく社運を向上させるための手段である。
 
「整理・整頓・清掃をやりましょう」
と決めたことにより、社員は決めたことは守られなければならないという決め事を守るという意識が高まったといいます。
 
 また、このことが人を育てることにも繋がり、共に汗を流すことにより、お金では換えられない仲間という絆が生まれたといいます。
 
時間を大切にする意識が芽生え、時間の浪費がなくなり、気付く力が養われたそうです。
 
日々の作業の中で、気付いたら直ぐに改善するという素早い判断と実行力が身に付いた。
 
整理・整頓・清掃の3S活動を通して仕事に向かえば、チョットしたアイディアやインスピレーションにも気づくことができ、運命も向上すると言われています。
 
 さらに、頼まれごとはチャンスであり、利益の損得や私利私欲を離れて、公の心、感謝の心をもって与える精神を常に意識をしているとチャンスが巡ってくるとも言っています。
 
与えよさらば与えられんですね。
 
「感謝によって一切のものと和解せよ」

「汝ら天地一切のものと和解せよ。天地一切のものとの和解が成立するとき、天地一切のものは汝の味方である。
天地一切のものが汝の味方となるとき、天地の万物何物も汝を害することは出来ぬ・・・・
怺えたり我慢しているのでは心の奥底で和解していぬ。
感謝し合ったとき本当の和解が成立する・・
                     (『甘露の法雨』の巻頭)
このように神は教えていられるのである。
感謝の念こそ、天地一切のものと和解する最善の魂のひびきであり、既に受けたものに対する最も素直なる応答であり、これから将にきたらんとして、“実相の世界”に既に準備されている善きものを“現象の世界”に受像するための魂のひびきの同調であるのである。
生長の家創始者 谷口 雅春先生著 『新版 栄える生活365章』)