「人間の幸福は朝の家庭生活から」

「皆さんの幸福は朝の出発にあり」


 生長の家創始者谷口雅春先生は、御著書『新版 女性の幸福365章』の中で次のようにお示し下さっております。

 人間の幸福は住む家の広さや物質の豊富さにあるのではない。幸福感は ゛愛゛によって得られるのである。(中略)幸福感は外から与えられるのではなく、内から自分が創造するのである。先ず朝の食事を楽しくすることから一家の幸福も、家庭全体の健康も、会社に出勤してからの業務成績の向上も得られるのである。朝の家庭生活があらゆる繁栄と幸福との基となるのである。(同書70~71頁)

 

 朝ごはんを食べて登校する子と食べない子の学力の差は国の統計などにもあらわれています。どんな簡単な朝食でも、そこにお母さんの明るい笑顔と「おはよう!今日も元気ね」「よ~く噛んでたべるのよ」など愛情あふれるコトバがあれば、身体だけでなく心の栄養面でも、やる気・勇気・元気この3つの「気」の素になるのです。

「和顔・愛語・讃嘆は魔法のコトバ」


 皆様はコトバに大きな力があることをご存知でしょうか?そしてそのコトバには思念・発声音・表情の3つの種類があって、思念=心で思うこと、発声音=口から出す言葉、表情=顔に表れる思い、この3つを合わせたコトバの力が私達の環境や人生を創っていくのです。


1)思念→心の中の想い
お母さんは常日頃、子供をどのように思っていらっしゃいますか。心の中で「うちの子は困った子だ」と無意識に思っていませんか。その思いは言葉に出さなくても子供に伝わっています。
日頃から「○○ちゃんは神の子完全円満、なんでもできる強い子よい子☆」と意識的に、繰り返し心に唱え、子供をほめ讃える気持ちを持ち続けましょう。自然にお母さんの言葉や表情になって表れてきますよ!

2)発声音→愛語(愛情のこもった言葉)・讃嘆(ほめ讃える言葉)
愛は言葉で表現しないと伝わりません。積極的に表現しましょう。
「○○ちゃんが元気でいてくれてお母さん幸せよ」「◇◇がよくできてすばらしいね」
「あなたは神の子よ、やれば必ず出来る子よ」
でも、愛すればこそ、親であればこそ小言や叱り言葉も言わなければならない時もありますね。でも子供は「お母さんは僕(私)が嫌いなんだ」と思いがちです。
そんな時、「○○ちゃんが大切で可愛いから言うのよ」の一言を加えましょう。
また、お母さんが謙遜して「うちの子は何をやってもダメで」なんて言葉も控えたいものです。
子供は愛されて育つと人に優しい子になります。そして、お母さんの明るい励ましの言葉は子供に自信と勇気を与えます。 

3)表情→和顔…にこやかな笑顔
朝、子供やご主人が起きてきた時 学校や職場に送り出す時 夕方、家族が帰ってきた時 夜、寝る時の4回はどんなに忙しくても、必ず子供やご主人の目を見て、そして必ず笑顔で!情緒の安定した子供になります。