『人生を前進する』

  『敗北の中より立ち上がる勝利』  
 
 
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 過去最大規模といわれる東日本大震災では、多くの被災者や犠牲者が出ています。今後の復興に向けてまだまだ時間がかかりそうです。
 
 かつて、原爆を受けた広島は、荒野となり、数十年は草木が一本も生えないだろうと言われていました。
 しかし、廃墟と化した広島の野には、若草が緑の芽を吹き出したそうです。
 
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 生長の家創始者谷口雅春先生はこのことを次のようにお説きくださっています。
 
 生命は何時の時にも失意しないのだ。生命は永遠に楽天的であり、復興の勇気を持つのだ。砂漠のようになった廃墟の広島の野には、一ヶ月もたたぬうちに若草が緑の芽を吹き出して来たのである。復興した現在の広島の街は、東京都の街頭よりも広い大通りが貫通していて、首都以上の立派な街となっているのである。まことにも広島は敗北を化して勝利となしたのである。
(中略)
今や、日本の経済力の復興は全世界の驚異の的となりつつあるのである。
生命の歴史は常に敗北の中から立ち上がる勝利の歴史だということが出来るのである。地球が発生してから地殻は幾度変動したかもしれない。そのために生命が築き上げたいろいろの創造は地下に埋没し、火山の噴出で焼かれ、津波でさらわれ、地上から姿を消したけれども、幾十たび幾百たびの敗北にもめげずに生命は再び第一歩から建設を始めて現今のような素晴らしい文化を建設したのである。
(中略)
このような地殻の変動が幾たびもくり返され、そのたびごとに生命が築いた影は一見敗北したかのように姿を没したのであるけれども、生命は常に逞しく、その埋没せる地殻の上にまた姿をあらわして、たゆみことを知らないのである。
 
 このように地震津波があっても、あるいは過去にどんな人類滅亡の危機があっても生命は前進してきました。
 その大いなる生命がわたしたちの生命です。だから「人間神の子無限力」というのであります。
 
一遍ぐらい失恋することがなんであろう
一遍ぐらい経営に失敗することがなんであろう
一遍ぐらい国がやぶれることがなんであろう
そこから立ち上がるのが諸君たちの生命だ。
その生命が神の生命であること。
それを悟ることが幸福生活の実現となっていくのである。
 
みんなで力をあわせて、一日も早い日本復興のためにがんばりましょう!