「新緑」

 
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原宿の表参道のケヤキ並木も、柔らかな若葉におおわれるようになり、緑色の風が吹き抜ける爽やかな季節となりました。
 
今の時期は、穀物の種まきをするのに良い時期とされています。
 
春を向かえ、春の光と風の中、緑に覆われた日本の大地に、新しい穀物が元気に芽生え、秋には豊かな実りを与えてくれます
 
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「生きていればこそ、会えないひとにも会え、ふしぎな契りを結ばせていただき
こんな嬉しいことはない」坂村真民氏一日一語
 
道元禅師は
“春は花 夏ほととぎす 秋は月 風雪冴えてすずしかりけり”
 
と歌を詠まれました。この歌のように、「花鳥風月」にお四季に恵まれた日本は私たちの心に、大きな安らぎを与え、日本人としての感性を磨いてくれます。
 
(前略)
ひと言でいうならば、“火の神”から大自然が生まれたのです。この話は、自然というものが神の命そのものであることを示しているのです。
そして、この自然を生んだ神は、イザナギイザナミであり、その子孫が天照大神神武天皇を通して地上に現れてきた人間(日本人)なのですから、人間もまた自然と同じ命を共有しているという考え方が背後にはある。
この「神」「自然」「人間」の三者が一体であるという日本神話の感性は、我々日本人がずっと共有してきたものです。だから、日本人が「神の御心」に聴いて行動する場合、神や人間と本来一体であるところの自然を破壊するなどということは全く考えないはずなのです。先ほど、「日本建国の理想」とは「常に神の御心を聴き、真理の光を背負って進む」ことだと言いましたが、その進む方向が「自然破壊」に結びつくはずがないし、もしそんな現象が起きているならば、それは日本建国の理想に反するのであります。
 そういう意味で、21世紀の今日、人類が直面している最大の問題である地球環境問題に対して、この日本の国と日本人とが担う役割は大変大きいと思います。
現に日本人は、省エネ技術や環境技術の面で世界に大きな貢献をしています。日本の建国の理想と日本人の感性とは、21世紀には新しい使命をもって世界で待ち望まれていると言える。そのことを自覚して、我々は大いに「人間・神の子」の教えを伝えるとともに、神・自然・人間の大調和した世界実現に向って邁進したいと思うのであります。戦前・戦中のように独善的にならずに、多くの国々、多くの人々との合意を形成しながら、明るく、自信をもって運動を進めていきましょう。

生長の家総裁谷口 雅宣先生ブログ 『小閑雑感Part9』
                「建国記念の日に思う」より 


日本人の感性が世界を救っていくし、その感性をもって世界に向けて、愛を実践していかなければなりませんね。