『積極的前進型人間』

  大いなる宇宙の大生命と一体となる  
 
生命は常に前進を続けています。私達が生き生きと楽しく、幸福生活を実現するためには、心臓を動かし、肺臓を動かしうる宇宙の大いなる力と一体になることが重要なのです。
そのためには、常に前進を続ける大いなる宇宙の大生命と同じように、積極的に前進する人生を歩むことが大切ですね。
 
例えばご主人から
「メガネをとってくれ」といわれたとき、メガネのレンズをきれいに拭いて渡す奥さんもいるでしょう。
メガネをとってそのまま渡す奥さんも多いでしょう。
或いは、「メガネって、何するんですか?」「新聞を読むんだよ」、「いいわね、新聞なんか読んでいられて、私は食事のしたくで忙しいんですから、自分で取ればいいでしょう。こっちが手伝ってもらいたいくらいよ」という奥さんもいるかもしれません。
 
初めの奥さんは、積極的前進型人間です。二番目は保守型人間、三番目はスクラップ方です。どの奥さんが、一番ご主人から可愛がられるでしょうか。いつもニッコリ積極前進型は自分をも幸福に導いてくれます。
 
普段の行動はあらゆるところに出てきます。お茶を出すこと一つもそうです。
外から帰ってきて喉が渇いている人には、一気に飲めるように少しぬる目のお茶を出してあげられる人、ゆっくりできる人にはお茶の美味しさを味わえるように熱めのお茶を出してあげられる人、このような人はきちんと相手の立場や、状況を考えて出せる積極前進型人間です。
 しかし、そういうことには無頓着に、何も考えずお茶を入れる人、さらには、茶托にまでお茶をこぼしても気がつかず、湯呑みをもったときに茶托が一緒にくっついて持ち上がったり、ポタポタトと滴り落ちるお茶の出し方をしている人はいませんか。
 
 
 
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 これらの例えでも、どのような行動が人に認められるかお分かりになると思います。
 相手を喜ばし、自分も楽しくなるためには、相手は何を求めているのか、常に、気をつかい、頭を働かせ、積極前進型人間にならなければなりません。
このことが宇宙の大いなる生命の働きと一体となる生き方なのです。
 
絶対に人々の幸福に奉仕する人になれ、自分が幸福者となる。
人を幸福ならしめようという努力は自分自身を幸福ならしめる。他のために役に立ち、他の喜びを自分の心に反射して輝くところの喜びを味わわない限りは、本当の幸福にはなれない。
求める心を捨てて、そのまま自分のもてる全てのものを人に与えきった時、本当の幸福が出てくるのである。
                                 生長の家創始者谷口雅春先生著『生命の実相』第7巻より