『日時計主義』

イメージ 1

イメージ 2

日時計主義」

 諸君は『日時計』と云うものを見たことがあるか、それは1本の直立せる針と、時間をしるした一枚の盤とでその主要部分が成り立っている。太陽の光線がその直立せる針に落ちると、針は盤面の目盛りの上に影を落として何時だと判るのである。太陽のない日は時間が判らない。そして自分の見た日時計の盤面には、こんな標語が書いてあった。

“I record none but hours of sunshine”
(吾は太陽の輝く時刻のみを記録す)

 自分はこの標語を『日時計主義』だと云っている。そして『生長の家』ではできるだけ、輝く喜びの時刻だけを記憶し、語り、思い出す。喜びに言語の再現力、言葉の創造力を応用するのである。
 此の世界の人々が皆な此の『日時計主義』に従って、不快な一切の記憶を次の瞬間から追い出して了い、悲しい連想や、憂鬱な暗示を拭き去ってしまうようにするならば、吾等のこの世界はどんなに愉快に幸福になれるであろう。
生長の家創始者 谷口雅春先生著『生命の実相』7巻 27頁参照)