「『コトバ』の通りにやってくる」

 レストランでの注文 
 
ある人がお腹が空いたのでレストランに入りました。そこには大勢の人が美味しそうに食事を楽しんでいました。
 その人は、今に自分にも美味しいご馳走が運ばれてくると思って待っていました。
 
 ところが、いつまでたっても食事は出てこないのです。
何故、運ばれてこないのか皆さんはもうお分かりですね。
 
この人は、自分の“コトバ”自分の欲する食べ物を注文しないからです。
 
 実は、これと同じことがこの世界の法則としてあるのです。
自分で思っていること、唱えていること、言葉に出したことが、現れてくる世界なのです。
欲するものは心に描き、言葉に出して唱えなければ出てこないことになっています。
 
  「運命」は「命運」である 
 
このことを仏教では「唯心所現」といいます。
また、「運命」は「命運」であるともいいます。
運命は命令通りに運ばれてくるという訳です。
 
 
 
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 レストランの話に戻りますが、Aさんがカレーが食べたいと思ってお店に入りました。
 
ウエイトレスが注文を聞きにきたので、カレーが食べたいと思っていたのに、
 
「スパゲティーをください」とうっかり言ってしまったのです。
 
Aさんは今に美味しいカレーが運ばれてくるとワクワクして待っていました。
 Aさんの前に運ばれてきたのは、スパゲティーだったのです。
 
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 当たり前の話ですが、この世界は自分が“コトバ”で発したものが出てくるのです。
良き運命を実現したかったら、常に、良いコトバを使うことが大切だということがこれで解ったと思います。
 
生長の家創始者谷口雅春先生著『真理の吟唱』には次のような祈りがあります。
 
今より後、決して私は悪しき事を思わず、悪しき事を言わず、人を呪うことなく、怒ることなく、現象の悪に心を捉えられることなく、ただ善のみ、光のみ、美のみ、幸福のみ、豊かさのみ、調和のみ、平和のみの実相を心に見、コトバに発し、常に想念感情を浄めて、この世界に実相たる天国浄土を地上に実現せんことを期するのである。
                                    「想念感情を浄める祈り」より