「一生青春」

  青 春  
 
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サミエル・ウルマン作の「青春」を紹介します。
 
青  春
                     原作 サミエル・ウルマン

青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り
捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
 
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。
 
歳月は 皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
 
年は70であろうと16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
 
 曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対 する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への 歓喜と興味。人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる、人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる、希望ある限り若く失望と共に老い朽ちる。
 
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。 
これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを堅くとざすに至れば、この時にこそ人は全く老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。
 
 
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 松下幸之助氏は幼少の頃より病弱だったようですが、94歳の天寿を全うしました。
その松下幸之助氏が70歳を向かえた時、肉体の衰えを覚えるようになりました。
 
これではいけないと思い心意気に燃えた日々を送るにはどうすれば良いかを模索したと言われます。そこで出会ったのがこのサミュエル・ウルマンの詩「青春」でした。
 
この詩と出会った松下幸之助氏は次のように話されました。
 
「身体に年を取らせても、心に年を取らせてはならない。
常に、青春であらねばならないと、心持を養うように努めている。すると、ものの考え方が若々しくなっている。希望が次々と湧いてくる」
 
生長の家創始者谷口雅春先生は70歳まだまだ若年であると云われました。
先生は70歳にして世界御巡錫を決意されました。
心次第で、すぐに老いもするし、若返ることもできるのです。
私達も70歳過ぎても青年のように若々しくいたいですね。