「 人生をひらく 」
「人生をひらく」
人生を開くとは、心を開くことだといいます。
心を固く閉ざしている人は、なかなか人生もひらかれないということになります。
「ひらく」には耕すという意味もあり、せっかく土地や畑があってもコンクリートのようにその土地が固くなっていては、よい種を蒔いても豊かに収穫することはできないでしょう。
人生を豊かにひらく第一の鍵
① 心をひらく
② 心を耕す
ことなのです。
また、人間が能力を発揮させるためには、「知識」、「技術」、「心構え」が必要であるといわれています。
どんなに知識や技術力があったとしても、そのひとの“心構え”が悪ければ能力は出すことができず、素晴らしい能力を発揮させるために一番重要なのは、“心構え”だということなのです。
「心構えをよくする」
人生をひらく人の共通点
1.物事を前向きに捉えることができる人
2.素直な人 頼まれたら「はい」と素直に返事ができる人
3.どんなことにも「感謝」ができる人
4.人をゆるすことができる人
5.愚痴や不平、不満を言わない人
私達は毎朝、毎晩歯を磨くのと同じように、さらにはそれ以上に毎日心を磨かなければならないのです。
人生をひらくためには「心の努力」が必要なのであります。
まごころを尽くして事にあたればすべてが上手くいくが、おごり高ぶった態度で事にあたれば失うことも多いわけです。
このことを「論語」と並ぶ古典「大学」には
「必ず忠信以て之を得、驕泰以て之を失う」
という一文に示されてあります。
また、寸時も惜しまず、努力して勉学に励んだ二宮尊徳には次のような言葉があります。
「太陽の徳、広大なりといえども、芽を出さんとする念慮、育たんとする気力なきものは仕方なし」
とあります。
せっかく神様がすべての「徳」を既に与えておられるのに、それを出そうとする努力も、気概もないものは救いようがないということです。
やる気と発憤力こそ人生をひらく推進力となります。
神は開いた心の扉からのみ入り来たり給うのである。心を開いて待つことが神を招く方法である。明るい心、歓喜の心、智慧ある悟り、すべて神を招き入れる扉である。
(生長の家創始者・谷口雅春先生著『生命の実相』第37巻より)