「成功を勝ち取る」
「成功哲学」
ナポレオンヒルは1908年、新聞記者として世界の鉄鋼王アンドリュー・カーネギーにインタビューをした事をきっかけに、カーネギーから「20年間無償で500名以上の成功者の研究をして、成功哲学を体系化してくれないか」と頼まれたところ、「やらせてください」と即答しました。その後、多くの成功者に会い、“成功”の研究をし続けてきました。
それから20年間苦悩の末、約束通り1928年に『頭を使って豊かになれ(思考は現実化する)』(Think and Grow Rich)を執筆することになったのです。
【願望の設定は、あらゆるものの達成の出発点である】
・願望実現のための6か条
・願望実現のための6か条
1.あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること。
2.実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を「差し出す」のかを決めること。
3.最終期限を決めること。
4.願望実現のための詳細な計画を立てること。
5.以上の4点を紙に書くこと。
6.紙に書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と、就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと。
【ナポレオン・ヒルの「成功の定義」とは】
成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標や願望を、成功の“黄金律”にしたがってひとつひとつ実現していく過程である。
黄金律とは、自分がしてほしいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげることだ。
報酬以上の仕事をする習慣をもっていること。そしてそれは「快適かもしれないが、何の目新しいことも起こらない動物園のオリ」から抜け出る唯一のアイディアである。
今日のビジネス界での重要なモットーは「礼儀と奉仕」である。これは事業に成功するための黄金律といってよい。
やりたいことは行動によって示せ。
このナポレオンヒルの言葉を踏まえて、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切です。
多くの方はモチベーションをあげようとビジョンや夢など描きます。
成功を現実化するためには成功のイメージをリアルに描くことがとても重要です。
このイメージはやがてあなたを成功に導くアクセルとなっていきます。
ところが、多くの人はアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるという事実に気がつかないでいます。
どんなにリアルに夢の実現のイメージを描いてもなかなか実現しない理由がここにあるといえます。
人間は神の子である。
しかし、同時にブレーキをかなり強く踏み続けていたことに気づかずにいました。
その結果、ナポレオンヒルの言うように、なかなか紙に書いても、毎日夢を言葉にしても、夢を実現させることができなかったのです。
一方、成功者といわれる人たちの共通点は、アクセルとブレーキの使い方がとてもバランスがいいということです。このバランスの良さが成功者、ハイパフォーマンスを生み出す一つの要因となっているようです。
しかし、“心の法則”だけでは、真に人生の勝利は得られません。
「心が変われば運命が良くなる。その心を変えるのは言葉の力である」とよく聞くことがあるでしょうが、この心を根本的に変えるのは、“ただ善のみの世界である”という“実相独在”の信仰、“人間神の子”の信仰のみです。