人類の壮大な宝物

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自然とともに生きる『母なる森』ブナの原生林について

 世界自然遺産で知られる『白神山地』は母なるブナの原生林の宝庫であり、人類の壮大な宝物です。
ブナの寿命は250年から350年ぐらいといわれますが、中には400年を越えるものもあるそうです。
 高さは成木で20~30m、幹の周長は2~3mぐらいです。1本の木に数万粒以上の種子をつけ、動物にとっても育ての親です。また、ブナは実、つまり堅果はクリの実に似ていて、古来から人間の食用になっていたようです。
 この角ばった実はソバの実に似ているので、いつのまにかソバあるいはソバグリなどと呼ばれるようになりました。
 
 なお、ブナは陰樹で森林の景観をひきたたせるため、欧州では「ブナの生ずるところ、その土地は常に美しい」といわれ、ブナを「森の母」「森の聖母」などとよぴ、デンマークでは「国の木」になっているそうです。

 また、洪水を防ぐ緑のダムとして、土砂崩れを防ぐ緑の堤防として、酸素を生産する天然の空気清浄機
としての役割や野生動物の食料として「人間と自然との調和」をはかる素晴らしい役割を果たしています。

 このようにブナの木はとても保水性が高く、ブナ林によって腐葉土が山全体の保水性を高める結果、様々な動物などの複雑な生態系を作り、自然を守っています。このことは自然の営みを豊かにする原動力となっているからといえます。

 そして、ブナは人間とっても心の浄化やストレスを解消させる作用があるともいわれています。ブナは動物や人間に豊かな恵みや環境を与えてくれる森の母、ブナこそ豊かな自然を作り出している『母なる森』といえるでしょう。