「木曽路の宿場町」

馬籠(まごめ)宿
 
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岐阜県にある宿場町「馬籠宿」を紹介します。
 
文豪 島崎藤村のふるさと馬籠宿は、木曽11宿の最南端、美濃との国境にあり、
山の斜面に沿った全長600m余りの坂に開けた宿場です。
 
島崎藤村の名作「夜明け前」は、「木曽路はすべて山の中である」という言葉から始まります。その島崎藤村が生まれ育ったのは信州木曽谷にある中山道の宿場町、馬籠(まごめ)宿です。
 
 
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中山道は江戸日本橋から始まって上州、信州、美濃を経て京都・三条大橋に至る街道で69の宿場が置かれました。中でも馬籠宿は現代に至るまで当時の面影を色濃く残す宿場の一つです。

馬籠宿は山間にあるため、町の中心を通る中山道そのものはずっと坂になっており、その坂の両脇を囲むように宿場の建物が並んでいます。
 
 
 
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石畳の坂道と宿場町の雰囲気を壊さないようなデザインの建物が落ち着いた雰囲気を醸し出していて、電気や電話線、電柱をすべて各建物の裏側に移動して直接目には見えないようにする配慮もなされています。
 
 
 
 
 
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また島崎藤村の故郷であることを示すべく、宿内の藤村記念館では島崎藤村の生涯を振り返るための資料や作品が展示されており、在りし日の藤村の作品をガラス越しに見ることができます。