『自然に学ぶ』

「自然に学ぶ」
 何年もの間、風雪に耐えてきた野山に咲く花には、その姿、形、趣、心、奥、香、色、光、響、漂などにおいて見事に、なんとも言えない魅力が蓄えられ、表現されています。
 
自然界には、たくさんの人を魅了する魅力があり、自然と出会うたびに、思わずため息をつき、その素晴らしさを絵や写真で表現しようしますが、どうしても自然の姿には及ぶことができません。
 
 
私たちも“自然”から学び、絵になる人となるためにはどのような心がけが必要なのでしょうか。
 
 
 
「春」
                       
                                             
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人に会う時は、
「春のような温かい心で……」
冬から春へ向かう季節の変化ほど人の心を和ませるものはありません。寒い厳しい冬から暖かい春へと向かうときを誰もが心待ちにしています。
陽光に輝く草木の芽生え、暖かさにほころぶ花、頻に心地よい春風は私達の心を安堵感と希望を芽生えさせてくれます。
人に会うときにも春のような温かさと爽やかさ人の心を動かします。
 
 
「夏」
 
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仕事をする時は、
「夏のような光り輝く心で…」
 
燃え上がる炎のような魅力が夏の季節にはあります。
さらに、魅力ある人間を創っていくためには、心構えと姿勢にあるといわれています。
それは燃えるような気迫であり、夏の太陽のように光り輝く鋭さです。
事を成すためには、燃える気迫と、人を魅力する熱意がなければなりません。
 
 
「秋」
 
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物事を思考する時は、
「秋のように澄んだ心で……」
 
秋の空は天高く広々としています。
さらに冷気を帯びた空気は身を引き締めてくれます。
また、何ともいえない秋の哀愁は人の心を成長させてくれます。
これこそ、人間の器を大きくしてくれるのです。
秋のように澄んだ心は人々からの限りなき信頼を受けることになります。
 
 
「冬」
 
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自分を戒める時は、
「冬のような厳しい心で……」
 
自分を戒める時は、冬のような厳しい心が必要です。しんしんと冷え込む底冷えの時の寒風は身に沁みます。じっと堪え忍ぶその辛く厳しい冬の季節は、自分が成長する絶好のチャンスでもあり、それは冬の華ともなるのです。
 
長い人生の中には色々なことがあります。つらいこと、悲しいこと、嬉しいこと、楽しいことを人それぞれが様々な経験をします。その経験が人格を形成することになり、希望に胸を膨らし、目的に向かって熱く燃え、豊かな収穫を向かえることができます。
すべての出来事は時にかなって美しく、自分とっての養分となっていきます。
したがって、すべての人に、事に、物に感謝することが幸福生活の実現となります。