『循環型まちづくり』

公共団体で素晴らしい環境活動に取り組んでいる町を紹介します。
紫波町が掲げたこの「新世紀未来宣言」の主な内容は次のようなものです。
 
「日本文化の源流は農村の山ひだにあるとして、森は全ての生命の母なるものと捉え、森の中から清き水が滾々と湧き、そこに人々は集い、集落を形成し、自然と共存しながら、自然を崇拝して生活を営んできました。また、自然とは時に厳しいものであり、その厳しい自然に耐えた集落には、先人の知恵の結晶ともいうべき生きるための哲学が生きており、それが現代にまで連綿と伝えられてきました。

モノを粗末にすることは、生命を粗末にすることに繋がります。
モノを大切にする心、すべての生命を育む心、郷土の文化と伝統を伝える心、先人が見てきた風景を、燦々と浴びた陽の光を、さわやかに感じた風を、清冽な水を未来世代の子供達によりよい姿で伝えていきます。」というものです。

 
紫波町立上平沢小学校の紹介
資源循環[ 森林]・環境学習・交流)
 
この小学校は、施設の老朽化に伴って新築され、平成14 年度(平成14 年度着工)に完成し、平成15 年4月から約120 名の学び舎となっています。造作材はもちろんのこと構造材も無垢の木材を使用し、すべてが町産木材であり、使用樹種は、主にスギ、カラマツ、アカマツ、クリとなっています。
玄関を入ると、広々とした約100 坪の多目的ホールがあり、包むような木の香りとあたたかなアカマツの色が相まって、温もりと優しさが感じられます。音楽室は、音の反響も考慮し設計されており、梁材は稲のはせがけをイメージしています。校舎外にも、ものみの丘などを設置し、学校生活において木の温かみを感じることができます。また、校舎新築にあわせて、地元業者の手で児童用の机・椅子を町産木材を使用した木製のものに新調されました。暖房設備は、木質バイオマスエネルギーを利用するペレットボイラーを導入し、森林資源循環と地球温暖化対策にも十分配慮されています。
 
 
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次に「循環型まちづくり」の主な環境の取り組みを紹介します。詳細は『循環型まちづくり』をご覧ください。