『 地球も一つの生命体 』

  地球も一つの生命体 
 
 
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 地球も一つの生命体であるといわれています。すなわち、地球にも意志があるということなのです。このことは地球も宇宙意志と繋がっているということなのですね。
 地球は38億年前に誕生して以来、生命の連鎖を現在まで繋いでおり、地球には生命を繋いで行こうという強い意志があると思われます。
 
 たとえば、この地球では、2億5千万年前に海洋生物の殆どが絶滅しました。
 また、地球氷河期があって、過去地球上では、少なくとも4回の大きな氷河期があったようです。24億年前から21億年前頃の原生代初期に最も古い氷河期があったと考えられています。
 
 証拠が残っているもので一番古いのは75千万年前からの氷河期(スターティア氷期7億年前)およびマリノア氷期(~6.4億年前))で、過去10億年のなかでおそらくもっとも厳しいものとされています。このように全部氷で覆われた時代にあっても生物は絶滅せずに現在に至っています。
 
また、六千五百万年前には恐竜が絶滅して、その次は哺乳類が誕生しました。地球上では、生命にとって厳しい環境の変動がたびたび起こっていますが、生命そのものは絶滅しないで存続し続けています。
 
したがって、地球温暖化によってもし人類が絶滅したとしても生命の連続性の連鎖は続いていくと考えられます。
 
しかし、この循環社会を持続させていくためには5つの決まりがあると国際日本文化研究センター教授安田喜憲氏は次の5つの項目を上げています。
 
 
 
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    循環社会を持続させるための5つの決まり  
 
 
1.自然を信じ、人間を信じ、太陽や、森、山や川に祈る心を持つこと

2.他者の生命に対して畏敬の念を持ち、生命の源である水の循環系を守ること

3.自然の豊かさや生命の連鎖を守るためには、時には自らの命を捨ててもかまわないとい う気概を持つこと

4.自然の資源を使い尽くさないで、循環的に利用すること

5.自然を守るためには、自らの欲望をコントロールし、「利他の心」「慈悲の心」をもつこと
 
 
 このことからも私たちは、自然を信じ、人間を信じ、太陽や、森、山や川がすべて神の生命、仏の生命と祈る心をもつことであり、さらに、現在の自然環境を守るためには、自らの欲望をコントロールし、「利他の心」や「慈悲の心」をもつことが大切であるということなのですね。
 
 
 
 
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(中 略)
人類のこれまでの「自然への愛」とは愛着の愛であり、執着の愛だったのであります。
これは煩悩の1つでありますから、愛すれば愛するほど自然から奪い、自然を破壊する結果になってしまいました。
 
私たちは今やその「煩悩の愛」を超えて、自然に対しても仏の四無量心を表す方向へと歩み出さなければなりません。
 
 では、それは何をすることでしょうか? 
 
四無量心とは「慈・悲・喜・捨」です。
 
すなわち、「慈悲」とは「抜苦与楽」の心です。
 
つまり、人の苦しみを見ては、その苦しみを除いて楽を与えようと思う心です。
 
自然界に対して適用すれば、自然が傷つき、多くの生物種が絶滅している現状を見て悲しみ、その自然を回復させ、生物種の保存と繁栄とを実現させようとする心です。
 
 また、生物が繁栄している様子を見れば、それを自分の繁栄のように感じて喜ぶ心が「喜」です。別の言葉で言えば、「自然と我とは一体なり」という自他一体の感情を起こし、その通りに生きることです。
 
 それが、より高次の「自然への愛」であり、これによって人間は初めて自然を傷つけ、自然から収奪する従来の生き方から離れることができるでしょう。
 
               (生長の家総裁・谷口雅宣先生ブログ『小閑・雑感』
                  20091122「自然を愛する」とはどうすることか?より)
 
 
生長の家総裁・谷口雅宣先生 ブログ『小閑・雑感』
 
生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生 ブログ『恵味な日々』 毎日がワクワク