今日は24節気の「小満」
「小満」とは
小満とは「陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る」
という意味だそうです。
小満は、二十四節気の1つであるとされ、一般的な定気法( 太陽の天球上の通り道である黄道と天の赤道の交点すなわち春分点を基点として24等分して導き出された15°ごとの黄経上の特定の度を太陽が通過する日に節気(正節)と中気を交互に配していく方法)では、太陽黄経が60度のときでちょうど、5月21日ごろとされています。
万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃で、暦便覧には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。
麦畑が緑黄色に色付き始める。
5月も今頃になると、木々の緑もすっかり色濃くなり、花々に彩られた時期を忘れた頃に木々に小さな実が目につくようになってきます。
この時期は、緑一色の野山の中で麦畑だけが緑黄色に色づいてきます。これが麦秋です。麦畑が少なくなった現在では、その存在がよけに目立っています。
二十四節気を5日ずつに分けた七十ニ候では、初候は「かいこ起きて桑を食はむ」次候は「紅花栄う」末候は「麦の秋いたる」 養蚕も紅花の栽培も今日では昔ほどさかんではなくなりましたが、それでも今も初夏の風物詩になっています。
小満の期間の七十二候は以下の通りです。
初候
蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう): 草花がよく生い茂り 蚕が桑を
自然のエネルギーを感じながら、大自然との一体感を感じ、自然と共に生かされていることに感謝して、日々生き生きとお過ごしください。