『 10万年先までの愛 』
10万年先まで、愛を!
先日、「生長の家栄える会」の会報『七宝の塔』5月号に掲載されている素晴らしい記事に感動しました。
(前略)さて、この間、私は素晴らしいお話を聞きました。ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生が、その賞金のほぼ全額を寄付されて、子供たちに科学の楽しさと面白さを伝えたいという思いで財団を作られました。
しかし、財団を作るにはどうしても資金が足りないのです。そこで、国民一人当たり1円出していただけば毎年1億円は集まると考えて、「一人1円募金」を始められたのです。けれども中々集まらない。学者の計算は甘いですね。(笑)
すると直ぐに宮内庁から、両陛下のご寄付が届けられたそうです。開けて見ると2円入っていた(笑)。
しかしその裏に10万円の包みが2つ入っていて、「10万年分の寄付をさせていただきます」と書いてあったのだそうです。
10万年ですよ。日本の遠い将来のことまでもお考えになっていらっしゃる。本当にすごいですね。(拍手)
現代は、余りに短いスケールで物事を考えすぎていると思います。私たちは目に見えるものや、目の前のことしか考えなくなっています。お金や成績など、測定できるものに価値を置いて、一喜一憂しています。だから生き生きと生きることができないのではないでしょうか。
考えてみますと、大切なものほど目に見えないのですね。愛情や生命、心、みな目には見えません。
私は、目に見えるものと目に見えないものの価値のバランスが狂い始めると、国の衰亡にまでつながることになると思うのです。そういう点で日本は、とても大事な時期にさしかかっていると思います。 (後略)生長の家栄える会会報『七宝の塔』5月号より
生長の家栄える会ホームページ
今後は、すべての科学者が遺伝子の権威・村上教授のように、素晴らしい観点での物の見方をしてほしいです。
私達はついつい目先の利益だけを考えて行動しがちですが、目に見えない価値まで心を配り、10万年先までの未来世代のために美しい地球を守って行かなければならないのではないでしょうか。