『 鯉のぼり 』

  「鯉のぼり」 
 
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中国の正史、二十四史の一つである後漢書による故事で、黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが鯉のみが登り切り、竜になることができたことにちなんで鯉の滝登りが立身出世の象徴となったそうです。
 
 
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 上がって行くものに目を向けよう! 
 
 今、経済界では100年に一度の不況といわれています。マスコミなどでは経済成長率、経済指標、株価指数など数字で景気を判断しようする傾向があります。
 
したがって、その数字によって右往左往することになります。
こういう時代であるからこそものの見方、心の持ち方変えて、産業構造を切り替えていかなければなりません。
このことを生長の家総裁・谷口雅宣先生は次のようにお説きくださっています。
 
 
短期間で大幅の「円高」と「株安」が同時に進行したことを、『日本経済新聞』は「1年間で日本人一人当たり200万円の『富』が消えた計算だ」という。が、ちょっと待ってほしい。
株式への投資が多い人は「株安」でそうなるかもしれないが、「円高」の方は輸入品の単価を下げることになるし、円資産の多い人は対外的には財産が増えたことになるのである--こっちの方の話をなぜ書かないか、と思う。
 
 前回、本題で書いたときの言葉を繰り返せば、“落ちていくもの”を見るのではなく、“上がっていくもの”に目を向けよう。
 
 株価の下落は消費マインドを減退させるというが、それはそのままCO2の排出削減になるし、自然破壊の速度が鈍ることを意味する。
 
 人間の諸活動の“過剰”な部分が削り取られて、もっと自然と共存できる技術や生き方、諸制度が新たに工夫できる素地が整えられるかもしれないのである。
 いや、まさに今、そちらの方向に人類は大きく舵を切るべきだ。枯渇する資源を争奪して富を増やすことから、枯渇しない自然エネルギーの利用と、他国や自然との共存に向かって産業構造を切り替える時期に来ているのだ。

                (生長の家総裁・谷口雅宣先生ブログ「小閑雑感」
                          2008年10月11日上を向いて歩こう (2)より)
生長の家総裁・谷口雅宣先生  ブログ『小閑雑感』
 
生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生 
ブログ『恵味な日々』 毎日がワクワク
 
 
 すなわち、「下がっていくもの」に注目して落胆するのではなく、「上がっていくもの」を世の中に見つける生き方であり、もし見つからない場合でも、「上がるべきもの」を新たに自分たちで創造しながら経済を活性化させていくということです。
 
 仏教の教えに「苦に病むな、世情に金は撒いてあるほしくば、働きそれをとれ」
という言葉があります。
 
状況の変化に対して、世間が悪い、政治が悪いといって、人のせいや社会のせいにするのではなく心のありかた、見方を変えることが何よりも大切な時期なのです。
 
世の中にはただ、棒を振り回しているだけで18千万稼ぐ人もいます。そのことにより 何百億円もの経済効果をもたらしているのです。
19歳の少年石川遼君は、低迷している経済的の救世主だといえます。
 
 
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 男子ゴルフの中日クラウンズゴルフの最終日にツアー最少スコアである「58」をマークし大逆転優勝を飾った石川遼選手は、経済的に低迷している日本の男子プロゴルフ界の救世主だと、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の山中専務理事が語りました。
 
 山中氏によると、ロイターの取材で「石川遼選手は完璧なパッケージ。米国のタイガー・ウッズが若かった頃と同じ様な状況かは分からないが、国際的なアスリートとしてのポテンシャルという点で、彼のような選手はこれまで見たことがない」と絶賛しています。

石川遼選手の存在は男子ゴルフに対する人々の興味を呼び戻しただけでなく、「良いプロ選手の振る舞い」として周囲の選手に対しても良い影響を与えていると語り、この「石川人気」はスポンサー収入やチケット販売の増加、ツアー大会のテレビ視聴率のアップに大きく貢献しているとさらに付け加えました。
 
 
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働くとは、“傍を楽にする”ことであり、周りの人たちを如何に幸福にするかということで、それが結果として、周囲を豊かにし、さらには経済効果をもたらし、自分も豊かにすることができるのです。
見方を変えるとあちらにもこちらにも豊かになる材料がたくさん転がっていることを発見することが出来るのです。