『 昭和の日 』
昭和の日
それが戦後になり、「国民の祝日に関する法律」の制定にともない、正式に「天皇誕生日」と
なったのです。
しかし、多くの国民の要望を受けて、平成19年(2007)より「昭和の日」とすることになったのです。
その伝統は、今の天皇陛下に受け継がれています。これは、国民の祝日に関する法律(祝日法)では「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としています。
この時期はちょうど新緑の季節に当たり、祝日の趣旨にも適い、これを機会に環境問題や自然愛護・地域の緑化について考えてほしいという願いも込められているのです。
地球温暖化が年々深刻化していくなか、自然に親しむとともにその恩恵に感謝して、自然と共に伸びる生き方を感じると共に、豊かな心をはぐくむ日にしたいですね。
昭和天皇陛下の古代的な「見る」という力、古代的な祝福を感じられるお歌があります。
(昭和26年)
淡路なるうみべの宿ゆ朝雲のたなびく空をとほく見さけつ
またこまやかな心の動きを歌われた作として(昭和57年)
ふじのみね雲間に見えて富士川の橋わたる今の時の間惜しも
わが庭に草木をうゑてはるかなる信濃路にすむ母をしのばむ
まだ戦争が終わっていない昭和二十年三月、戦災地を自ら視察されて詠まれた歌
身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民をおもひて
戦後の復興、今の平和な日本があるのは昭和天皇の御徳とお陰です。
また、激動の「昭和」とも言われ、戦後、見事にまで復興を成し遂げた日本となったことは、昭和天皇の御徳があればこそといわれています。
常に、国民の幸福と世界の平和を願われ、緑をこよなく愛されて、植樹祭等の開催により日本全国の緑化につとめられた昭和天皇のご聖徳に基づき、今、日本の青年たちのなかには地球規模で「緑」を考え、日本だけでなく、世界の森林を守り、育てる力となることを願う次世代までを考えて直林活動を行っている仲間もいるようです。
世界に平和を、自然を大切に!
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