『 地球に優しい食生活 』

  「未来世代に美しい地球を」  
 
 
 最近では、桜が満開となり、既に葉桜になりつつある地方もあるようですが、4月というのに最近の東京では2月の気候を思わせる寒い日が続いております。
 これも、地球温暖化の一つの現象であると言われています
 
 生長の家総裁・谷口雅宣先生は『小閑雑感ブログ』のなかで、次のようにお説きくださっております。
 
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 このところ、日本列島は寒気に覆われてとても寒い。6日には、東北地方の日本海側と北陸を中心に大雪となり、強風も吹き荒れた。『産経新聞』(7日付)によると、佐渡島では最大瞬間風速31.5mの吹雪となり、6日の夕方の積雪は新潟県十日町で293㎝、青森県酸ヶ湯(すかゆ)で290㎝、山形県の肘折(ひじおり)で276㎝だったという。新潟市内でも5日の積雪が81㎝となり、26年ぶりの大雪。8日付の『朝日新聞』夕刊は、同県内の自治体の除雪費は前年の2倍を超えて計140億円以上に膨らんでいる、と伝えている。
 
 これは日本だけの現象ではなく、欧米諸国でも寒気による被害が深刻化している。7日付の『朝日』は、アメリカの首都ワシントンでの積雪が88年ぶりの量になる可能性があると書いている。ただし、日本の積雪量よりは少ない。米海洋大気局(NOAA)は5日に、ワシントンを含む東部の一部地域にブリザード(暴風雪)警報を出したというが、6日夜までの雪で首都の積雪は50~75㎝が見込まれている。この地での観測史上最大の積雪は、1922年1月にあった「70㎝」。首都近郊の交通への被害は深刻で、6日にはダレス空港で日本との直行便を含む大半の便が欠航し、国内線主体のレーガン空港では全便が欠航したらしい。また、首都圏では一時、10万世帯以上が停電したという。
 
 こういう話を聞いていると、地球温暖化はどうなってしまったのかと思う。が、これも“温暖化”にともなう気候変動の一部らしい。イギリスの科学誌『New Scientist』は1月16日号で最近の世界的な“寒波”を取り上げ、一時的な寒さで温暖化を否定する愚を戒めている。それによると、過去数十年間、北極圏の冷たい空気は強い渦状になって上空に留まっていたのだが、この冬は、その渦巻きの速度が緩んだため、寒気が通常より南方に漏れ出る現象が起っているというのだ。この漏れ方はかなり大きく、北アメリカではフロリダ半島まで、アジアでは中国、ヨーロッパではイギリスまで達しているという。その反面、北極圏やグリーンランド、地中海地方の大部分、そして南アジアでは、通常より温かくなっているらしい。この寒冷と温暖の変化を平均して地球表面の温度を割り出せば、例年より冷えていることにはならないという。冷暖の配分が違うだけなのだ。

           生長の家総裁・谷口雅宣先生 ブログ『小閑・雑感』
                    「 2010年2月 8日 寒冷化も温暖化?」より
 
生長の家総裁・谷口雅宣先生 ブログ『小閑・雑感』
 
 
 
    「地球に優しい食生活」    
 
 
 
 
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 このように今、地球は確実に気象変動をむかえています。
一時も早く、一人ひとりが真剣に環境問題に取り組んでいかなければ、私達の子や孫の“未来世代”まで美しい地球を残すことができなくなります。
地球環境問題解決のためには、自然環境は勿論のこと、食事や私達の日々の暮らし、「心」の有り様を考えて行かなければならず、それらを考えることは生き方そのものを見直すことにもなるのです。
 
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 まず、食事を考えた場合、昔からの言い伝えに「四里四方の病なし」という言葉があります。
 
 四方すなわち、自分の身の回りの四里の距離つまり約20km四方で採れる産物を食べていれば健康でいられるという意味だそうです。
 
 このことは、近くで直ぐに手に入るから合成保存料も不要であるし、無駄な化学肥料を多量に使用し自然環境を破壊するという心配もなく安心であること、さらにその土地での物流が行われることで、地域の経済が発展するというわけです。
 
 
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 また、遠く海外から輸入した食料は値段が安く買えるかも知れませんが、多量のCO2を排出し、それが自然破壊へと繋がり、自然資本の大きな損失になることにも目を向けなければなりません。
 
 輸送手段や保存技術が発達していない時代には、このような地元の産物を「旬の時期」に消費するのが当たり前でした。
 そんな暮らしの中から、安全な保存法や同じ食材でも違う料理法などの知恵や工夫が生まれてきたのです。
 
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それが同時に季節を感じることにもつながり、自然を愛する心を養い、このことが日本人の感性も豊かに育んできてくれたともいえます。
 
 つまりその土地に生きるということは、その土地の物を食べると言うことでもあり、地産地消は唯環境問題だけでなく、私達が生きるための全ての価値観の中で生まれて来たことだったのです。
 しかし、いつの間のか、このような「自然との一体感」と言う意識が忘れ去られてきたのではないでしょうか。
 
生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生 ブログ『恵味な日々』 毎日がワクワク