『 地球にやさしい心を 』

   「地球にやさしい心を」  
 
 
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 私達が日頃、口にしている食べ物の中には、海外から輸入された物がたくさん含まれています。
 
現在、日本の食料自給率は41%となっています。
 
 つまり日本では、半分以上の食べ物が海外から輸入されたものということになります。
そういう状況であるにもかかわらず、日本では毎日大量の食料が廃棄されています。
 
 現代は、環境問題をはじめ、経済や人口問題、宗教、エネルギーなどの色々な分野での変化の時代であると言われています。
 
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 このような時代だからこそ環境問題だけでなく、私達の生き方や、暮らし方を考え直してみませんか。                
 
 
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     「フードマイレージ」    
 
海外から食料が輸入されるためには多大な費用がかかると同時に二酸化炭素が大量に排出されます。
それを数値化したのが、「フードマイレージです。
 
日本では、今、年間約58,000もの食料が輸入されています。
 
遠いところでは日本からはるか20,000km離れたブラジルからも輸入しているのです。
これらのことを平均してみると約15,000kmの距離から、1人当たり年間461kgの食料を輸入している計算になります。
 
 
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食料輸入量に輸送距離を掛けて表すフードマイレージ9,100億t.kmとなり、これは世界第一位の数値になります。
 
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 したがって、この数値が高いほど輸入にかかるCO2の排出量が多くなることから環境問題の原因の一つであるとして注目されています。
人間の欲望が環境問題を引き起こし、さらには戦争の原因にもなりかねないと言うことなのです。
 
 
 現代の問題は単純な「領土拡張」ではなく個人の資源やエネルギー消費拡大の欲望に支えられた地球環境の悪化であり、個人レベルで考えれば「快適な住環境の縮小」である。
 
 地球上のほとんどの場所では、すでに国境線が確定しているから、戦争の原因が領土拡張であることは少なく、むしろその領土の下で眠っている資源やエネルギーの確保が紛争の原因になる。
 
 具体的にいえば、ダイヤモンドやウラン鉱石、希少金属、石油・天然ガス・石炭などの化石燃料をめぐる利権の確保が戦争原因になる。が、このことをさらに深く見つめれば、これらの資源やエネルギーを「欲する心」があるから利権が生じるのである。
 
 そして、その利権の大本をたどっていくと、物質的豊かさや快適さ、便利さを追求する“消費者”や“市民”や“国民”の心に突き当たるのである。
     
              生長の家総裁・谷口雅宣先生著 『足元から平和を』より