「『今』を全力を出して戦いとれ!」

   「人生の生き甲斐は働くことから」  
 
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   現代の名工    
 
銀座・数寄屋橋にある有名なお寿司屋さん「すきや橋次郎」の店主の小野二郎さんは日本一の鮨職人とまで呼ばれるほどの腕前の持ち主で、現代の名工にも選ばれています。
 
また、レストランの格付け本『ミシュランガイド』では、「星」を獲得した店が発表されており、最高の三ツ星には「神田(日本料理)」、「カンテサンス(現代風フランス料理)」、「小十(日本料理)」、「ジョエル・ロブション(現代風フランス料理)」、「すきや橋 次郎(日本料理 寿司)」、「鮨 水谷(日本料理 寿司)」、「濱田家(日本料理)」、「ロオジエ(フランス料理 )」の8店が入り、「すきや橋次郎」日本屈指の寿司の名店と評価が高いお店です。
 
 
 
 
  「ねたはすべて最高級の天然物」  
 
小野二郎さんは、
「とれたての新鮮なものが鮨ネタとしておいしいとは限らない。魚の種類や状態に応じていったん寝かせたり、塩や酢でしめることで、魚のうま味を最大限に引き出すことができる」
といっています。
 
このような「手当て」と呼ばれる職人技が独特の味をきめるのです。
 
 
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   「働くことは楽しい」    
 
小野二郎さんは、7歳の時に家庭の経済事情のため、住み込みの奉公に出されたのでした。
 
「辛くはありませんでしたか?」という質問に

「働くことは楽しかったです。とにかく、仕事をしなければ、追い出されてしまう。追い出されたらもう帰るところはない。だから、働くしかありませんでした。」
 
と答えました。
 
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  「本来、自分の方が仕事に合わせるもの」  
 
 現代は時代も変わり、若者は「自分に合う仕事」を探そうとし、「自分らしさを表現できる仕事」を求めようとします。
 
しかし、小野二郎さんは
 
 
「仕事というものは、本来、自分の方が仕事に合わせるものだ」と言います。
 
自分の仕事に没頭して、さらに上をめざす。
常に向上心を持って仕事に取り組むことが、日本一の鮨職人とまで呼ばれるほどの腕前のなっているのでしょうね。

 今与えられた仕事に感謝して、全力を尽くすことが、自分を生かす近道であり、人生を楽しく充実したものにしてくれるというわけです。
 
 
 
 また、二郎さんには誰よりも敏感な舌を持つと言われる「フレンチの帝王」と言われる三つ星シェフ、ジョエル・ロブションとの出会いがあります。
 
ロブションとは、20年前に出会って以来、料理を追求する者同士、互いに尊敬しあってきた仲です。
 そのロブションが1年ぶりに小野二郎さんの店に来ました。
フレンチでは一流シェフのロブションとに真剣勝負です。
1尺5寸のカウンターを挟んで、フレンチを極めた男と、鮨を極めた男が対峙したのでした。
 
二郎さんが握るのはいつも通りの「おまかせ20カン」
黙々と食べていた誰よりも敏感な舌を持つといわれるロブションは、最後に穴子を口にしたとき、大きくうなずき、OKのサインを出したのでした。
 
 小野二郎さんは現在、82歳、毎日、東京の中野駅から新宿駅までの5kmの距離を夏でも手袋をして、大切な手を保護しながら背筋を伸ばして歩いているそうです。
 
 
 
 
  「今」を全力を出して戦いとれ  
 
 
生長の家」の兄弟よ。今が、あなたの時なのだ。
今!
実に今だ!
今のほかに時はない!
 
兄弟よ。今あなたにあたえられているすべてのことを今断々乎として敢行せよ。
 
今あなたに可能であると見えることをなんのためらいもなしに今実行せよ。
これが「生長の家」の生き方だ。
そして生命の生長の法則にかなう道だ。
 
今できることは今できるのであって、ほかの時にできるかどうかはわからない。
 
今が懸命だ。
今の可能にぶっつかれ、「今」をあなたの思うままに占領せよ。
そこから未来の展望がひらけてくるのだ。
 
       (生長の家創始者 谷口雅春先生著『生命の実相』第7巻より)