『 森と暮らす、森に学ぶ』
移転が決まりました。
人間が自然の仲間入りをさせてもらい、森の機能を活かしたまま業務を遂行するという
“自然と共に伸びる運動”の一層の伸展を目指すことになります。
この“森のオフィスの近隣には、自然の雑木林の良さを体験できる俳優の柳生博さんが整備を
手がけた「八ヶ岳倶楽部」があります。
傍ら、雑木林を利用した作庭活動、講演、日本野鳥の会の会長職等としても活動し、1989年には、
大泉村西井出・西沢の森に、パブリックスペースとして、ギャラリー・レストラン、園芸用品
ショップである「八ヶ岳倶楽部」を開設しているのは有名です。
アーティストの作品の展示販売が行われています。
http://www.yatsugatake-club.com/data/dayori/img/20090425123406_1_3.jpg
ここ「八ヶ岳倶楽部」の建物や雑木林、囲炉裏、枕木を利用した散策路などの設計、作庭は、
ここ「八ヶ岳倶楽部」の建物や雑木林、囲炉裏、枕木を利用した散策路などの設計、作庭は、
にもよく顔を出し、談笑する姿が見られるそうです。
生長の家総裁谷口雅宣先生は「“森の中のオフィス”構想の基本的考え方」(2004年7月)に
基づき「森のオフィス構想」の背後にある考え方について、次のように述べられています。
(前略)この文書はまず、生長の家が本部事務所や総本山でISO14001を取得したことに始まり、 省エネ、太陽光・風力の利用、殺生や資源浪費を促進する肉食の削減など、2004年までの生長の家の 温暖化抑制の歩みを概観したうえで、こういう認識を述べている-- 「しかし、温暖化の進行は社会の変化を上回っており、現行の制度下でそれを食い止める可能性は 縮小しつつある」。 この危機感に押されて、この構想は生れたといっていいだろう。 つまり、生長の家が現行の制度を利用してベストをつくしたとしても、結局は温暖化促進に加担した 生活から脱却することができないし、温暖化による気候変動は避けられないということだ。 ここで「現行の制度」と言っているのは、もちろん2004年時点での世界的認識にもとづいた温暖化 対策の制度のことだ。 当時は、GMがまだ健在で、エコカーの種類は少なく、炭素税を実施している国はごく少数であり、 排出権取引もほとんどなかった。 また、元米副大統領のアル・ゴア氏とIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)による ノーベル平和賞受賞より、3年も前である。 では、この“現行の制度”に頼らずに、何をするというか? 「基本的考え方」は次のように宣言する-- 「生長の家は、“大調和の真理”をさらに広く世界に宣布するとともに、我々自身の生き方の中に それを実現していくための行動を起こす。 すなわち、“現代人が現代の生活を営みながら自然環境と調和した生活をおくる”という モデル社会の構築である。 (中略)その具体策が“森の中のオフィス”構想である。 この構想は、従来のように森を開発するのではなく、人間が自然の仲間入りをさせてもらい、 森の機能を活かしたまま業務を遂行し、“森と人との共存”を実現していこうとするものである」。 生長の家総裁・谷口雅宣先生ブログ 『 小閑雑感 』 2010年1月21日 “森の中のオフィス”について (2)より
に伴うCO2排出量を実質ゼロにする)推進、、「天地一切のものに感謝せよ」との教えに基づき、
"植物も、動物も、鉱物も、全てを神の生命・仏の生命の現れとして拝む"という生長の家の生活
には効果的な対処が進まず、自分さえ良ければ良いという自己中心的な考え方が優先し、その
ライフスタイルを転換させることが急務となっています。
この森の中のオフィス構想はこのライフスタイルを広く世界に宣布すると共に、「現代人の生活を
営みながら自然との調和した生活の実現」というモデル社会の構築であります。