「愛に勝るプレゼントはない」

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「物を求めて、物を失う」

 物を求めて、幸福になろうとするとどうしても「我」が出てきて、相手とぶつかり合いになったりするケースがあったという経験を一度や二度はあると思います。

生長の家 創始者谷口雅春先生著『希望を叶える365章』では次のようにお説きくださっています。

物質を求め、肉を求め、物質に属するものを求め、肉に属するものを求めるのは、肉体のことであって、“本当の人間”-“霊なる人間”のことではないのである。

 私たちは物を求めるのに心を労してはならない。此世の闘争の多くは物質を求める貪欲な心や、肉体的な愛情を求める執着の心で起こっているのである。

 若し人類がすべての物質を求める貧欲の心と肉体的なものを求める執着の心とを無くしたならば、此世は清浄な平和な天国となるのは必定である。

 しかし、物質が無ければ生活することができないではないかと云うような人もあるであろうが、求めて奪い合いをするから、却って物質が減って行くのである。


 このことから、私たちは、「すべてが神の愛の表現」であるとして感謝の心を起こして、すべてに接することを実行するときそこに「真の平和」が訪れるようになるでしょう。


 ここにあるお金持ちのお嬢さんと、普通の男の子との会話です。

「私のパパはあなたのパパよりずっと大きな広い庭と家をもっているわ」

「知っているよ。通ったことあるから」

「私のパパはあなたのパパより、英語もフランス語も上手にしゃべれるわ」

「分かっているよ。僕のお父さんは未だに日本語しか話せないんだ」

「私のパパは、あなたのパパよりお中元、お歳暮がたくさん来るわ」

 普通の男の子は金持ちのお嬢さんの言ったことを全部認めました。

金持ちのお嬢さんはすっかり機嫌が良くなり、嬉しくなりました。

また女の子は

「私のパパはね・・・・」
             とさらに言いかけたときに

普通の男の子は

「ちょっと待って、君に見せたいものがある」

彼女を父親が働いている洋服の仕立屋に連れていきました。

そこでは普通の男の子のお父さんが、気むずかしいお客さんやら、我が儘なお客さんの相手をしていました。

「僕のお父さんは一日中ここで働いている。お父さんはいろいろなお客さんの注文に耳を傾け、少しでもお客さんの気に入る洋服を仕立てるために一所懸命働いているんだ」

そんな忙しい状況の中でも

「お父さんは、忙しくてもこうしていつも僕が来ると微笑んでくれるんだ」

大切なことは、どんなに忙しくても、男の子が来れば微笑んでくれる。

本当の親の素晴らしさとは、「物」や「地位」や「教養」だけではなく、真に心の底から
真剣に子供を愛する心があるかだと思います。

真の愛情は必ず子供に伝わります。

「愛」はものに勝ります。

物が豊かにあっても、心が豊かでなければ、本当の豊かな生活は実現できません。

本当の豊かさとは、心が豊かであることであり、心が豊かであれば必然的に物は整ってくるものです。

高価なクリスマスプレゼントもいいけれど、一度子供達と一緒になって「真の愛」を表現してみてはいかがでしょうか。