『希望を叶える365章』シリーズ2

☆神様の足跡の物語☆
 ある男が海岸沿いの砂浜を歩いていました。
男が歩く後ろには2人分の足跡がありました。
ひとつはその男本人の足跡。もうひとつは神様の足跡でした。

男はふと後ろを振り返り、人生でいちばん苦しかった時期の足跡を見てみました。
なんとそこには1人分の足跡しかないではありませんか。
悲しくなった男は神様に語りかけました。

“ああ神様。私がいちばん苦しかったあの時、やはりあなたは一緒にいてくださらなかったのですね?”
すると神様は答えました。

“いやいや、そうではないのだよ。お前が暗闇の中で一人ぼっちで泣いていたあの時に、
私がお前を抱き上げて一緒に歩いてきたのだから・・・”

「新版 幸福を招く365章」(創始者谷口雅春著 著158頁)
                       には次のようにお説きくださっています。

「神は『重荷を負える者よ、われに来れ。われ汝らを休ません』
重荷を自己に背負う必要はないのであります。
・・・・空の鳥のように無邪気に神にまかせ切って、囀るような楽しさで生きよと云う意味であります。あなたはあなたとしての仕事を楽しく愉快にやればよいのです。責任は神が持ち給う。神に全託して愉快に楽しく勇敢に」

 自分ひとりで生きていると思っていたときは躓いたり、希望を見出せなかったり、悩んだり、寂しくなったりするものです。そのような時、我が出たりして苦しい状況が現れてきます。

神様にまかせ切って神様といつも一緒に楽しく愉快にやろうと思うことが出来るようになったとき、何処からともなく喜びが感じられるようになります。

それは、神様と一緒だったからだと気づくからです。