「コトバの力と感謝の生活」

「感謝」・「感激」・「感動」
 
 
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 ブリキの「おもちゃコレクター」の第一人者として世界的に知られている北原照久さんは、大学時代にヨーロッパで、ものを大切にする人たちの文化に触れ、古い時計や生活骨董、ポスター等の収集を始めました。
 
 その後、知り合いのデザイナーの家で、インテリアとして飾られていたブリキのおもちゃに出会い、あるイベントがきっかけで、「多くの人にコレクションを見て楽しんでもらいたい」という思いから、横浜山手に「ブリキのおもちゃ博物館」を開館しました。
 
 そしてフロリダディズニーワールドにてTin Toy Stories Made in Japanのイベントを開催するなど、夢や目標は必ず実現できると信じて、次々と自分の夢を実現させる自他共に認める情熱家です。
その思いを実現させるために、いつも実行していることがあるそうです
 
 それは、どんなことにも感謝することだそうです。たとえ怪我をしたり病気になっても
 
「ついてるね」
「ありがたいね」
 
と常にコトバに出していうことを実行しているそうです。
 
 そして、好きな言葉は
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「感謝」、「感激」、「感動」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、北原さんは、このことを「三感王」と呼んでいます。常に感謝の気持ちを忘れず、その感謝の思いを相手に伝わるように表現することを日々実践しているという事です。
 
北原照久さんは5人兄弟の末子で、兄や、姉は皆優秀で、成績はいつもオール5、北原さんだけはなぜかいつもオール1だったそうです。さすが、コレクターのお母さんですね。
今でも兄弟全員の成績表は、金庫に大事にしまっているそうです
 
 北原さんは中学時代、先生も手を焼くほどの乱暴もので、義務教育なのに退学させられたという貴重な体験の持ち主です
 しかし、そんな北原さんですが、高校生になってすっかり変わってしまいました
 
 北原さんの入学した高校は、アテネオリンピック並びに北京オリンピック100m平泳ぎ200m平泳ぎの金メダリストでもあり、世界記録保持者でもある北島康介氏の出身高の本郷高等学校です。つまり、北原さんは、北島康介氏の先輩だったのですね
 
 その本郷高校での出来事です。今までは、テストになると名前だけ書いて、解答を書く習慣がなかったのですが、なぜかその日に限って、答案を書く気になったそうです。
問題を見ると択一式の問題で、問題も読まず適当に○をつけたといいます。すると適当に解答したはずなのに、6割の正解率でありました。つまり60点をとってしまったのです。
 
それを見て先生は、「北原、おまえやれば出来るじゃないか。
すごいね」と褒めてくれたのです。
 
今まで一度も褒めてもらった経験がない北原さんにとって、心から褒めてもらったことに感謝の思いでいっぱいでした
 今までオール1だった北原さんは、認めてもらうことによって俄然やる気になり、とうとう高校卒業の時は、学年で一番の成績で、右総代となったのです
 
 劣等生と見えていた北原さんは、実は既に素晴らしい能力が初めからあったのであって、現象の世界にその能力がなかなか現れていなかったとうことなのです
 
 
 
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 その才能が現象の世界に顕現されるためには、色々の条件や過程、方便等が必要であります。しかしそれは、条件、過程、方便等によって創造されるのではなく、どこまでも既にあるものが現成するのであるということなのであります。
 
 そしてその素晴らしい才能が、現れてくるためには、その「真理」のコトバすなわち「北原、おまえ素晴らしいね。やれば出来るじゃないか」という先生のコトバであり、そのコトバによって「実相」が引き出されるということであります。