祝 「天皇陛下お誕生日」
祝 「天皇陛下お誕生日」
今上陛下は12月23日の今日、76歳のお誕生日をお迎えになられました。
心よりお祝い申し上げます。
心よりお祝い申し上げます。
「来る年が少しでも良い年になるよう、そしてみなさんがくれぐれも身体を大切にされ、
健やかに新年を迎えられるよう願っています」
とごあいさつをされました。
歴代の天皇陛下は、常に、「国安かれ、民安かれ」と祈られてきました。
世界どこの国でも、自国の建国を祝わぬ国はありません。
わたしたちの日本国は神話の時代から今日まで断絶することなく連綿と続いてきた世界で唯一の王朝であ
る皇室を戴き、常に世界の平和と国民の幸福を願われてきた天皇を中心に戴いた国であります。これが私
たち日本国民の誇りでもあり、心から感謝すべきことではないでしょうか。
神武天皇の建国の詔(みことのり)その一節。
「いやしくも民に利(さち)有らばいかにぞ聖(ひじり)の造(わざ)(天皇の仕事)
わが国は古来、国民のことを「大御宝(おおみたから)」とも呼ばれており、宝物として
大切に守るというのが皇室の国民観なのです。
大切に守るというのが皇室の国民観なのです。
天皇、皇室の最重要の任務は祭祀であります。
皇祖、神々を祭り常に「国安かれ民安かれ」と祈られ、国民を大御宝としてわが子として
いつくしみ情愛をほどこされてきたのが皇室の一貫した責務、不断の掟であり不滅の伝統であります。
よる人々の困難な状況や、新型インフルエンザによる患者数が増加、豪雨や台風などによる自然災害にく
るしむ人々に心を寄せられ、常に世界の平和と国民のことを思って下さいます天皇陛下に、心より感謝申
し上げます。
この1年を顧みて、まず思い起こされるのは,世界的な金融危機に端を発した我が国の厳しい経済 情勢により、多くの人々が困難な状況に置かれたことでした。 住む家を失った人々もあり、心の痛むことでした。 また5月以来流行が心配されていた新型インフルエンザは秋になって患者数が増加し、来年がどの ような状況になるのか案じられます。ワクチン接種などが進み、流行が抑えられることを期待して います。 今年も豪雨や台風など自然災害により60人を超す人々が亡くなりました。家族を失った人々の気持 ちはいかばかりかと察しています。 5千人以上の命が失われた伊勢湾台風から今年は50年になります。 当時ヘリコプターに乗って、上空から、一面水に浸った被災地の光景に接したことや、木曽川、 長良川、揖斐川の木曽三川の氾濫の災害を受けた長島町の町長の話を聞いたことなど、痛ましく 思い起こされます。 豪雨や台風については近年予報が詳しく報ぜられるようになり、これまでの治山治水の効果と合わせ、 災害による犠牲者数は減少してきましたが、いまだに年間数十人の犠牲者が生じることは非常に残念 なことです。 防災関係者の尽力とともに、国民の防災に対する関心が更に高まることを期待しています。 (中略) 昨年は12月初めに体調を崩し、静養期間の間に誕生日を迎えました。多くの人々が心配してくれたこ とを感謝しています。 そのようなことから、今年は日程や行事の内容を少し軽くするようにして過ごしてきました。昨年12 月の体調よりは良くなっていますので、来年も今年のように過ごし、皆に心配をかけないようにした いと思っています。 本年は、私の即位から20年、私どもの結婚から50年という節目の年に当たりますが、4月の結婚50年 に際して、また、11月の即位20年に際して、多くの人々から祝意を寄せられたことに深く感謝の意 を表します。 この20年間も、我が国の人々は様々な困難を乗り越えてきましたが、人々が高齢化の著しい社会状況 に対処しつつ、助け合って良い社会をつくるよう努める姿に接する時、深い感動を覚えます。 私どももこのような国民に支えられ、日々の務めを行っていくことに幸せを感じています。
人間の「徳」と云うものは、能力でも腕力でも知力でもない。それは内在するその人の身についた 善業である。 その人の身についた善業はおのずから善き雰囲気となってあらわれ、何事を成さずとも、唯その人が いると云うだけで、周囲の人々に大なる 感化を与え、周囲の人々を幸福にすることが出来る のである。 大事業をする人、大政 治家、社会事業家など、いずれも素晴しい人々ではあるが、それらの人々は 仕事の大いさによって人々を救うのである。 勿論、かくの如き人々が世を救う力は大であるが、唯、天皇がましますことによって、日本国の 平和の度がより多く保たれるというが如きは、能力の力によらず、智慧の力によらず、仕事の力によらず、天皇の徳の然らし むる処である。 生長の家創始者・谷口雅春先生著『新版 真理』第8巻211~212頁)
さて、わたしたちにとって人生で最も大切なことは、「徳」を積むということであります。
この徳積みこそが、真に実りある人生をもたらすのである。人生の目的を一言で言うならば、
神様から与えられた「神の子」の万徳を人のため、社会のため、国のため、世界のために顕す
ということであります。
谷口雅春先生によると、「徳」という文字の組み立てから分かるように、「徳」とは「直心を
行う」ことであり、直心とは素直な心のことをいいます。
ということであります。
谷口雅春先生によると、「徳」という文字の組み立てから分かるように、「徳」とは「直心を
行う」ことであり、直心とは素直な心のことをいいます。
すべてのものをそのまま素直にありがたく受けて、それぞれの与えられたる条件で与えられたる
使命を行なうことがそのまま「徳」なのであります。
(『生命の實相』第38巻69頁参照)