未来世代の幸福のために

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「未来世代の幸福のために」

 今、地球規模、世界規模での大きな変革期にあるといわれています。地球環境問題、高齢化問題、あるいは経済の問題、政治、宗教、エネルギーの問題どれをとってもある意味では大変な変化の時代がやってくると思われます。
 これからの変化の時代を乗り切るためには、物質的文化から霊的文化へ移行していかなければならないとも言われております。
 したがって、地球にとっても、人類にとっても、日本にとっても生長の家の果たす役割というものがこれからさらに大きくなってくるのではないでしょうか。

 環境問題を解決するためにはすべての奥に神仏が宿っており、神性仏性を拝む姿勢が大切になってくるし、そこに宗教が関わってこなければならないと思います。
 したがって、環境問題の解決に取り組んでいこうとするならば、その生き方は、神仏との関わりを考えながら生きる「信仰者」の姿勢でなければならないということになります。

 環境問題は「自然とは何か」、「人間とは何か」、「自然の中で、人間はいかに生きるべきか」という問題に帰ることであり、釈尊が「山川草木国土悉皆成仏」「有情非情同時成道」とお悟りになられたように、自然の中に神仏の教えがあるという宗教的洞察に近づいて考えなければならない時なのです。

又、日本古来の宗教的感性は、自然諸々の事象を「観世音菩薩の説法」として捉えてきました。

生長の家総裁・谷口雅宣先生は、ご著書『今こそ自然から学ぼう』において、次のようにご示唆くださっています。

 (前略)地球環境問題は、自然界の背後に佇む観世音菩薩の教えの一つである。観世音菩薩は、自らを「暖まる地球」「飢餓に苦しむ人々」「絶滅する生物種」「激化する気候変動」「災害に苦しむ人々」の姿に身を変じて、我々人類に大切な教えを宣示していたまうのである。その教えを学び、実践することが宗教活動でないはずがないのである。
(同書、42頁)

 地球環境に目を向けると、温暖化が進み自然改変が急激に進んでいます。このまま、人類が森林を伐採し、化石燃料を使い続け、自分さえ良ければ、周りはどうでも良いという利己心で、利己的な目的のために進んで行くならば、あと数年で地球は住めなくなると言われています。

 このように地球環境問題においても、国の内外ともになかなか効果的な対策が講じられず、二酸化炭素の排出量はさらに増加の一途をたどっているのが実状であり、このままでは未来に美しい地球を残すことができません。
 私たちは現代の世情をそのままに、またこの地球をこのままにして未来の子供たちに委ねる訳にはいきません。現代の家庭環境や社会環境の悪化、そして地球環境の悪化は、断じて子供たちの責任ではなく、現世代の吾々大人の責任であることは論をまたないところです。未来の子供たちの幸福のために、吾々が担わなければならない責任と役割を痛感せずにはいられません。
 
 私達の先人達は、「自分のことはかえりみずとも、家族のため、世の中のためにいのちをかけて働いてきた」そんなところにも現代の私たちの幸福があるのではないでしょうか。 今度は、現世代の私たちが、未来世代の幸福のために、今こそ「人間・神の子」「善一元」の生長の家のみ教えのもと、光明思想を高く掲げて立ち上がろうではありませんか。 
 
 日本と世界の未来を真に輝くものとするために、特に自分の居住している地域で、神のみ心を生き、“与える心”をもって“与える生活を実践する人々”を身近なところに多くつくりだしていく決意をともに固めていきましょう。